昨年の頒布会第一弾で届いたこのデュンケルラードラー。あの時飲んだ印象は、とにかく複雑な深みがあり、癖があり、たぶん美味しいんだろうけど、一般の方にはちょっとオススメのしづらいかな〜、といった印象のビール。しかし、あれから11ヶ月が経過し今回改めて飲んでみると、あれれ?なんだか全体的にまとまりがでて、味の主張がありながら角が取れてやや穏やかな印象。先日飲んだラードラーに比べると苦味はあまり感じず爽やかというよりは、奥行きのあるコク、そしてビールの色の印象からか紅花の蜂蜜に似たすこし重みのある甘さを感じた。時間を経てビールの味が変化したのか?私の舌の感覚が変化したのか?いずれにしろ国内ではなかなかお目にかかることの少ないこのデュンケルラードラー、しかも約1年熟成もの。ほんのりとレモンの風味を感じつつ、味わい深いとても幸せな時間でした。